佐久間智之くんからの贈りもの～展覧会＆トークセッション～

アートは楽しい

 

佐久間智之くんからの贈りもの

佐久間智之くんは、現在、北海道教育大学附属特別支援学校高等部三年生です。

幼いころから絵を描くことが好きで、自分の住む函館の街をよく描いていたそうです。

2013年、全国国立大学附属PTA連合会の絵画コンクールで日比野克彦賞を受賞しましたが、

受賞作「金森倉庫群と花咲く函館山」も函館の風景を描いたものでした。

その景観は佐久間くんに絵を描くエネルギーを与えてくれた原風景です。

その作品に描かれたシーンのひとつひとつにはストーリーがあり、

いくつものストーリーがひとつの風景の中に重なり合い、また連動しています。

佐久間くんの作品には過去・現在・未来が、また夢と現実が交錯しているように感じますが、

どの作品も幸福感にあふれています。この優しい贈りものを多くの皆さんにお届けしたいと思います。

 

【作品展】アートは楽しい　佐久間智之の世界

<概要>

日時　3月15日（土）～3月21日（金）　

場所　2F文化教室

 

今回、函館蔦屋書店2F文化教室をギャラリーに見立て、作品展を開催します。

席に座ると、目の前のブックスタンドに絵が並んでいることに気付くと思います。

ぐるりと一周して気に入った絵の前に座ってみて下さい。そして絵の中の世界に入ってみましょう。

絵の中には小さなドラマがたくさんちりばめられています。

人や動物やモノに寄せる作者の愛情を感じ取ると、きっと温かな気持ちになれるはずです。 

 

トークセッション「ポップでハッピー　佐久間智之の世界」

<概要>

日時　3月16日（日）　14時～16時　

場所　2F文化教室

定員　先着40名（無料）

 

<パネラー>

大下智一（北海道立函館美術館主任学芸員）

小栗祐美（北海道教育大学附属特別支援学校長）

川嶋稔夫（公立はこだて未来大学教授）

木村健一（公立はこだて未来大学教授）

松倉泰介（北海道教育大学附属特別支援学校教諭）

山形敦子（FMいるかパーソナリティ）

 

佐久間智之くんの絵の世界に入ってみると、人間はこんなにもハッピーになれるのだということ、

アートは人をこんなにも愉快にさせるものだということに気づきます。

美術館でもギャラリーでもない、書店という場所でアートと出会う。

そこにはアートと鑑賞者の新たな関係がみえてくるのではないでしょうか。

 

トークセッション当日は、佐久間智之くんの作品をスクリーンに映し出します。

6人のパネラーは、作品から何を感じ取ったかを思い思いに語りながら、

絵を読み解くことの楽しさとは何かを解き明かしていきます。

 

新しいアートとの出会いを蔦屋書店で。