無電源で聞こえるゲルマダイオードラジオをつくろう

函館科学の屋台プロジェクト第11講座

 

1925年の3月22日にラジオ（今のNHKラジオ）の試験放送がはじまり、今年で放送90周年となります。

その当時、まだ大きな音が出るラジオは一般的ではなく、多くの人は鉱石ラジオで放送を聞いていました。

今回の講座は鉱石ラジオの現代版として「ゲルマダイオードラジオ」を作ることにします。

かんたんな仕組みですが、選局、復調という放送受信機の基本的な機能は持っています。

90年前からたくさんの若者や子どもたちが鉱石ラジオを作って電子技術を学び、やがて技術者になってたくさんの発明をしてきました。

【注意】

かんたんな工作ですが、半田ごてをつかって部品どうしを接続します。

ハンダごては高温になるため、不注意で作業するとやけどをするおそれがあります。

ゲルマダイオードラジオは、空中の電波が持つエネルギーを音に変えて聞くものですからとても小さい音量でしか鳴りません。でも、うまく作ると函館の４つのAM放送局が聞こえるようになります。

もっと大きな音で聴くための工夫も紹介いたします。